Written By: 川俣 晶
「まだ下塗りの段階」
「足下が白いよ」
「持つところがなくなるので2回に分けて塗る」
「えー」
「慌てたら負け」
「そうか」
「でも、最終色でもなんでもない黒鉄色を軽く塗っただけで印象がグッと締まっていい感じだね。やはりガンダム塗るのは好きだと気付いた」
「ガンダム好きじゃ無いのに」
「好きじゃ無いので、無責任に好きなように塗れる」
「ぎゃふん」
「しかし、よくわかったよ。思い入れがあるとかえって組めない。適当に思い入れは無い方がいい」
「君が美少女フィギュア作るのと同じ理由だね」